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パソコンに「ウイルスに感染」の警告と電話番号が出たら:サポート詐欺の閉じ方と、電話してしまった後の対処

ネット閲覧中に突然出る警告音と電話番号は、偽のセキュリティ警告(サポート詐欺)です。画面の閉じ方、電話や遠隔操作をしてしまった場合の手順、ネットバンキングを開かされたときの連絡先を、IPAの案内をもとに整理しました。

公開・資料確認: · 制作:TrendScope(AI支援)

電話しない、Escで閉じる、状況別の対処の3項目を示す図解
この記事の確認ポイントを整理したTrendScope作成の図解

公式資料をもとに構成・執筆し、比較表と判断例を加えた解説です。実機測定・試遊結果ではありません。資料に基づく説明には出典を付け、架空の例は本文中に明記しています。

警告が出ただけなら、感染していない

情報処理推進機構(IPA)は、偽のセキュリティ警告はインターネット閲覧中に突然表示され、画面をクリックすると全画面になってマウスで閉じられなくなると説明しています。画面が表示されただけならパソコンはウイルスに感染しておらず、画面を閉じるだけで問題ないとしています。出典:IPA「偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ」

IPAによると、警告に表示される電話番号は2023年8月ごろから「0101」で始まる番号が使われるようになり、北米への国際電話として通話料がかかる可能性があります。よく訪れるサイトに、サポート詐欺へ誘導する広告が載るようになったことも相談が増えた理由と考えられています。出典:IPA「パソコンに偽のウイルス感染警告を表示させるサポート詐欺に注意」(2024年11月19日)

この記事はIPAの公開情報をもとにした整理です。会社のパソコンの場合は、自分で対処する前に社内の情報システム担当に連絡してください。

画面の閉じ方:Escキーを長押しする

IPAが案内する手順は次のとおりです(出典:IPA 対策特集ページ)。

  1. Escキーを長押しして、全画面表示を解除し「閉じる」ボタンを出す
  2. ブラウザを閉じる
  3. 長押ししても閉じるボタンが出ないときは、警告画面の中を一度クリックしてから、もう一度Escキーを長押しする

タブレットでは、全画面のどこかを長押しすると「×」が表示されるので、それをタップします。IPAは偽警告を体験して閉じ方を練習できるパソコン専用の体験サイトを公開しています(開始直後に音が出るので音量に注意)。家族のパソコンを設定するときに一度一緒に練習しておくと、本番で慌てにくくなります。

なお、IPAは画面全体に偽メッセージが表示されて操作できなくなる新しい手口では、従来の対処が通用しない場合があることも確認しています。閉じられないときは、電話をかける前に下の相談窓口に連絡します。

電話してしまった・遠隔操作を許したときの手順

IPAの案内をもとに、状況ごとの対処をまとめると次のとおりです(出典:IPA「サポート詐欺に注意」)。

状況すること
警告が出ただけ(電話していない)画面を閉じるだけでよい。絶対に電話しない
電話して、遠隔操作ソフトを入れた遠隔操作ソフトを削除し、「システムの復元」を行う。復元できなければ初期化を検討する
ネットバンキングを開かされた(送金前)パスワードを変更し、身に覚えのない取引がないか確かめて銀行に相談する
送金してしまった至急、振込先の銀行に連絡する。自分の口座の銀行と警察にも連絡する
サポート契約の代金を支払った消費者ホットライン「188」で消費生活センターに相談する

IPAは、遠隔操作中は送金額を書き換えられるおそれがあるとし、198万円の不正送金被害も確認しています。電話の相手に「ネットバンキングを開いて」と言われたら、その時点で電話を切ります。当サイトの提案として、遠隔操作中に入力したパスワード(メール、ネットショップなど)は、別の安全な端末から変更しておくと安心です。カードで支払った場合は、カード会社にも早めに連絡します。

相談先:IPA「情報セキュリティ安心相談窓口」

IPAの情報セキュリティ安心相談窓口は、電話03-5978-7509(10時〜17時、土日祝日・年末年始を除く)で相談を受け付けています。電話相談は無料(通話料は自己負担)で、時間外は選択肢を選ぶ形式のチャットボットが使えます。出典:IPA「情報セキュリティ安心相談窓口」

被害にあったときの相談先を、目的別に分けておくと迷いません。

  • パソコンの操作や対処の方法:IPA 安心相談窓口
  • お金を振り込んだ・取られた:振込先の銀行、警察(相談専用電話「#9110」)
  • 契約や支払いの取り消し:消費者ホットライン「188」

偽のSMSから偽サイトに誘導される手口は、フィッシングSMSの対応手順で整理しています。

架空の例:父のパソコンから警告音が鳴りやまない

次は架空の例です。Jさんの父親から「パソコンがウイルスに感染したと出て、警告音が止まらない。画面の番号に電話していいか」と連絡がありました。

Jさんは電話を止め、Escキーを長押ししてブラウザを閉じるよう伝えました。画面は閉じられ、その後は普段どおり使えました。週末に実家へ行ったとき、IPAの体験サイトで閉じ方を一緒に練習し、「画面の番号には電話しない。困ったら先に家族かIPAに連絡する」とメモをパソコンの横に貼りました。慌てさせる音と時間制限は、考える時間を奪うための演出だと知っておくだけでも、電話をかける前に立ち止まりやすくなります。