「くすっと笑えるけど考えさせられる研究」に贈られる2026年度イグ・ノーベル賞全10部門の研究内容まとめ、日本人は20年連続受賞
情報元:GIGAZINE 2026-09-04T01:28:00.000Z
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アメリカの科学ユーモア雑誌「Improbable Research」が主催するノーベル賞のパロディ「イグ・ノーベル賞」の第36回授賞式が日本時間の2026年9月4日2時に開催され、10部門の賞が「笑わせ、考えさせるような興味深い研究」に贈られました。 続きを読む...
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【概要】 2026年度イグ・ノーベル賞の第36回授賞式がスイスのチューリッヒで初開催され、10部門の研究に賞が贈られた。日本人研究者は薬学賞を受賞し、20年連続の受賞を達成した。授賞式はアメリカへの入国懸念を理由にスイスで開催され、本家ノーベル賞受賞者5人がプレゼンターを務めた。 【具体的なポイント】 ・**開催地変更**:従来アメリカで開催されていた授賞式が、「受賞者やゲストがアメリカに渡るのが安全でなくなったため」スイスのチューリッヒで初めて開催された。会場にはウィキメディアのボランティアと5言語の通訳が配置された。 ・**日本人20年連続受賞**:海野徳二氏と矢島洋氏の1977年発表論文「鼻のかみ方-擤鼻の気体動力学的研究-」が薬学賞を受賞。研究は片方ずつ「かなり強く」「できるだけ長く」かむ方法を推奨し、呼気速度が速いほど分泌物排出に効果的と結論付けた。 ・**キスの進化研究**(生体力学賞):英米の研究者がキスを「争いではない状況で同種個体が口と口を接触させ、食物受け渡しを伴わない行為」と定義。大型類人猿の共通祖先は約2150万年前にはすでにキスをしていた可能性が高く、ネアンデルタール人もキスをしていた可能性があると推定した。 ・**社会階級と非倫理行動**(経済学賞):米加メキシコの研究チームが7つの実験で、社会階級が高い参加者ほど非倫理的行動を取る傾向を確認。高級車乗車者が他者に道を譲らない傾向や、子ども用キャンディーを多く取る傾向が見られ、「強欲さを肯定的に評価する傾向」で説明できると結論付けた。 ・**ゴキブリの乳たんぱく**(化学賞):胎生ゴキブリの乳たんぱく結晶が牛乳の3倍以上のエネルギーを含むことを発見。研究チームは原子レベル(1.2オングストローム)で構造を解析し、複雑な生体分子の構造研究への応用可能性を示唆した。 ・**ヘビ咬傷の条件**(生物学賞):ブラジルの研究チームが毒ヘビ75匹の足を軽く踏み、若く小さな個体、特に若い雌がかみつきやすく、頭部を踏まれた場合の咬傷確率が高いことを確認。気温や時間帯、接触方法によって危険性が変わることから、抗毒素の優先配備に役立てられるとした。 ・**飛散しない小便器**(物理学賞):米加中の研究チームが液体が壁面に約30度の浅い角度で当たれば跳ね返らないことを理論と実験で確認。オウムガイの殻のような曲面を持つ「Nautilus」小便器を設計し、飛び散りを1.4%程度まで抑制した。 ・**蚊の口吻の3Dプリンター利用**(技術賞):死んだ生物の体の一部を機械部品として再利用する「ネクロボティクス」を応用。蚊の口吻を約20マイクロメートル幅の極細ノズルとして利用し、市販金属ノズルより細かな造形を実現。がん細胞や赤血球を含む微細な足場構造も作製可能。 ・**赤ちゃんと思春期の体臭評価**(嗅覚賞):ドイツとポーランドの研究チームがポーランドの235人の親を対象に調査。子どもが幼いほど親はその体臭を心地よいと評価し、年齢上昇とともに低下する傾向を確認。乳幼児の匂いが親子結びつきや養育行動を促す可能性を指摘した。 ・**敵への友人の態度**(平和賞):米国とインドの計1183人を対象とした研究で、人は「自分には親切だが、自分の敵には味方しない友